仮想通貨まとめ

仮想通貨(VC)とは

抽象的な概念である『価値』をデジタルに表象したものであり、中央銀行や公的な権限によって発行されたものではなく、また法定不換紙幣(fiat money)によって価値が保証されたものでもない。しかし、経済学における通貨の3つの機能、すなわち価値交換、価値尺度、そして価値保存の機能を有している。

VCs are defined as a digital representation of value that is neither issued by a central bank or public authority nor necessarily attached to a FC (Fiat Currency), but is used by natural or legal persons as a means of exchange and can be transferred, stored or traded electronically. 

http://www.eba.europa.eu/documents/10180/657547/EBA-Op-2014-08+Opinion+on+Virtual+Currencies.pdf

  • クルーグマンは、ビットコインが「価値の保存」という通貨の基本的機能の一つを果たせていない事実を踏まえて、ビットコインが通貨であるという見方に疑問を呈した。価格がこれほど激しく変動することがわかっているのに、ビットコインで資産を蓄えようとする人などいるだろうか、と。
  • コーエンは、今後は新たな設計の優れた暗号通貨が登場し、ユーザーを奪っていくことから、ビットコインが価値を維持するのは困難になると論じた。
  • スーザン・エイシー「価値の保存手段として多くは語られるが、違法な送金や商取引の用途もあるかもしれない。不換通貨のライバルかもしれない。これは伝統的な銀行業を破壊するのだろうか。電子商取引や送金を改善するものなのか。多国籍企業にとってこれまでより優れた社内台帳システムになりうるのか。メディアはこうした問題を論じていないが、その見込は十分ある。」

voxeu.org

  • The threat of competition from private monies may therefore impose welcome market discipline on any government that issues currency.
  • Friedrich Hayek....money-issuing should be opened to market forces, and the government monopoly on the provision of means of exchange should be abolished
  • Thanks to fascinating advances in cryptography and computer science, cryptocurrencies are robust to over-issuing, the double-spending problem, and counterfeiting (Narayanan et al. 2016)
Bitcoin and Cryptocurrency Technologies: A Comprehensive Introduction

Bitcoin and Cryptocurrency Technologies: A Comprehensive Introduction

  • 作者: Arvind Narayanan,Joseph Bonneau,Edward Felten,Andrew Miller,Steven Goldfeder
  • 出版社/メーカー: Princeton Univ Pr
  • 発売日: 2016/07/19
  • メディア: ハードカバー
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  • Cryptocurrencies such as Ethereum can also work as a sophisticated automatic escrow account. It is effortless to add to the code a condition that states
  • In general, a monetary equilibrium with private monies will not deliver price stability.
  • Even when the cost function of minting money is such that we have an equilibrium with price stability, there is a continuum of equilibrium trajectories where the value of private monies monotonically converges to zero.
  • A purely private monetary system does not provide the socially optimum quantity of money even in the equilibrium with stable prices.
  • The ‘price’ of money itself does not play a fully-allocative role: if one believes that money is used because there are frictions in transactions, one should not believe that the market can provide the right amount of money.
  • Finally, given that government-issued money is different from private money because it has fiscal backing, what are the effects of cryptocurrencies on government monetary policy?
  • There is an important lesson here: the threat of competition from private monies imposes market discipline on any government that issues currency.

Can Currency Competition Work?

www.dhbr.net

  • 国立情報学研究所准教授の岡田仁志「限られたコミュニティの範囲内においては、分散型仮想通貨を無条件に受領するという約束が成立している。そこに属する人々は、分散型仮想通貨の様式美に信頼を置き、ブロックチェーンと呼ばれる台帳に金銭的価値が化体する将来を見通しているかもしれない。しかしながら、分散型仮想通貨が貨幣としての信頼を得る状態というのは、社会的な約束としてブロックチェーンに価値が化体したと扱われる状態を指す。現状においては少なくとも、そのような兆しは見られないと考えるのが自然であろうか。」

 

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大別すると

  • 「通貨」の完全の代替物を目指すBitcoinビットコイン
  • 決済機能を重視するRipple(リップル)、Litecoin(ライトコイン)
  • ブロックチェーンに基づく契約機能を重視するEthereum(イーサリウム)
  • 資本の再分配などを重視し、資本主義に代替する社会主義2.0をテクノロジーによって実現することを目指すNEM(XEM)

ビットコインとは

オープンソースプロトコルに基づくP2P型の決済通貨、全ての取引履歴がブロックチェーンと呼ばれる分散型の台帳に記録される。

  • 簡潔に言えば、現存する法定不換紙幣(fiat money)のデジタル的な代替物として創造された仮想通貨。後述するリップルやイーサリウムとは異なり、「経済学において、通貨が果たす3つの伝統的な機能」をバランス良く兼ね備えており(クルーグマンは否定的だが)、仮想「通貨」の定義にジャストフィットするのはメジャーな仮想通貨の中ではビットコインのみ(サブメジャーな仮想通貨を含めると、例えばライトコインも仮想「通貨」に該当)。
  • デジタル通貨固有の障害、つまりユーザーによる通貨単位の二重払い(二重使用)の防止法こそが、各ビットコイン取引を記録する無記名式公開オンライン帳簿のブロックチェーン
  • ブロックチェーンの維持管理は、各人のパソコンが計算して各取引の妥当性を検証することで、コインの二重払いを防止するマイナーのネットワークが行い、ビットコイン・マイナーは、新発ビットコインという形でその報酬を得る。
  • 発行ペースは制限されていて、2100万ビットコインが発行上限
  • インターネットには経済学の素人(博士号を持っていないという意味で)が書いたいい加減な記事が溢れており、メチャクチャなことを書いて投棄を煽っているが、そもそものコンセプトが大きく異なっており、(非合理的なバブルは別として)通貨の特性上、投資商品としては必ずしも妥当でない「仮想通貨」も少なくないので、投資をする際には通貨のコンセプトを十分に理解する必要がある。少なくとも、伝統的な経済学において「お金」がどう扱われるかを理解しておくのは、仮想通貨の将来(投資家にとっては長期的な投資リターン)を考える上で非常に重要なので、標準的な教科書であるWoodford (2003)程度は最低限のリテラシーとして持っておきたい。
Interest and Prices: Foundations of a Theory of Monetary Policy

Interest and Prices: Foundations of a Theory of Monetary Policy

 

diamond.jp

  • 供給スケジュールが決められているので、ビットコインなどの仮想通貨の価格は、需要⾯の変動のみによって決まる。これが現実の通貨や株式などと⼤きく違う点だ。
  • ビットコインの適正価格がどのくらいかについての試算が、いくつか⾏なわれたことがある。しかし、多くの仮定に基づいた計算にすぎず、あまり当てにならない。さらに、ビットコインの場合には、差し迫った問題として、「スケーラビリティ(拡張性)とハードフォーク(強制的分岐)の問題」がある。
  • ビットコイン型の供給スケジュールが望ましいという意⾒もある。例えば、経済学者のミルトン・フリードマンは、マネーストックの伸び率は⼀定値に固定すべきだと主張(フリードマン・ルール)
  • 「仮想通貨には価値の裏づけがない」と⾔われる。しかし、送⾦のコストが安
    く、全世界にほぼ瞬時に送⾦できるということの意味は、⾮常に⼤きい。それこそが、仮想通貨の価値を⽀えている
  • 技術開発や新しいサービスの開発は他国に任せ、それによる利便性の向上をビットコイン価格上昇という形で待つだけでは、いかにも情けないではないか。⽇本もビットコインシステムの発展に貢献することを考えるべきだろう。

www.nikkei.com

  • ブロックチェーンとは「信頼できる台帳」を実現する技術である。台帳記録は金融業務の要だ。金融機関は「信頼できる台帳」の維持管理、つまり内容の整合性の確保や改ざんの防止と、いついかなる時でも利用できる状態を、長期的に維持するために莫大なコストを費やしている。
  • ブロックチェーンは驚くべき発想の転換により、信頼できる台帳の維持管理コストを劇的に削減するものだ。また金融ネットワークの支配構造を根底から変えてしまう可能性を持っている。
  • 岩村充・早稲田大教授は、ビットコインは電力料金という「原価」が存在し発行量が制約されるため、印刷機で発行できる日銀券のような信用貨幣より、金貨のような現物貨幣に似ていると指摘

  • 仮想通貨に詳しい早稲田大大学院の岩村充教授によると、価格を安定させる仕組みがなく、相場が乱高下しやすい
  • 仮想通貨と一口に言っても仕組みやリスクはそれぞれ全く異なる。よく理解した上で利用すべきだ

[1705.05334] Bitcoin ecology: Quantifying and modelling the long-term dynamics of the cryptocurrency market

  • 暗号通貨全体の時価総額におけるビットコインの占める割合は2025年までには50%まで下がり、この時点で他の支払いシステムの総額はより拡大する。

f:id:yamanatan:20170714194012j:plain

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語

  •  政府やウォール街に対する怒り、シリコンバレーと金融業界の戦い、技術が我々を人間の弱さから救ってくれるのではないかという期待と同時に技術の生み出す力へのおそれなど、現代社会の様々な底流から生まれた集団的発明
  • 現行通貨(つまりfiat money)の根本的問題は、強固な信頼がなければ機能しないことだ。中央銀行には通貨の価値を下げないという信頼が必要だが、不換通貨の歴史を振り返れば、こうした信頼を裏切ったケースは枚挙に暇がない。
  • 通貨供給を中央集権的権力に握られることから生じる様々なリスクから身を守ろう。ビットコイン・システムの通過供給の拡大には制限がかかっており、しかも金融エリートに独占されることなく、(CPUの性能に応じて)ネットワーク中に均等に分配される。
  • 一人の開発者ではなくユーザー全員がアップデートや維持管理をするという、分散型ネットワークとオープンソース・ソフトウェアの概念的な魅力
  • ユーザーにとっておそらくもっとも重要なこととして、FRB議長がどれだけ紙幣を増刷しようとインフレ圧力にはさらされない。
  • 将来、あらゆる通貨がデジタル化し、競争が激化すれば効率の悪い現行通貨はすべて姿を消す可能性は十分にある。
  • 「僕はビットコインをとことん信じているから、個人資産の内無謀なほどの割合を投じている。」
  • ロイターの金融担当コラムニスト、フェリックス・サーモン「ビットコインは多くの面で、人類史上、最高かつ最も明快な決済メカニズムだ。今後もっとよいものを作ろうとするならば、ビットコインの問題点だけではなく優れている部分も学ぶ必要がある」
  • ビットコインは社会運動だ。その牙を抜き、単なる気の利いた新技術に見せかけようとする人々は、自らを欺くだけでなく、このコミュニティ全体に対して恐ろしく不誠実な行為を働いている。
  • 初期のビットコイナーの多く、特にリバタリアン思想の支持者たちは、FRB金融危機に際して経済を刺激するため大量の資金を銀行に注入したことで、いずれアメリカでも通貨ドルの価値が下がり、インフレ率が跳ね上がると言った、アルゼンチンと同じような状況が発生すると考えていた。こうした考えに立つと、ビットコインや金のような稀少資産を保有するほうがドルを保有するより安全に思える。

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リップルとは

  • 簡潔に言えば、ビットコインの弱点であった「決済に時間がかかりすぎる」点に焦点を当て、決済に特化した仮想通貨。
  • 最大の特徴はビットコインの中核技術である「ブロックチェーン」を利用せず、「コンセンサスレッジャー(Consensus Ledger)」と呼ばれる方式で信頼性を確保している点
  • 最低10分単位のビットコインのブロック生成間隔に対し、リップルのレッジャーは数秒単位で新規生成が行われるため、取引承認にかかる時間が短い

  • リップルは、ユーザーが自分の信頼するユーザーとまったく知らないユーザーとの接続を形成し、相互送金可能とすることに同意する決済ネットワークである。
  • リップルの大きなセールスポイントは、取引に必要なコストが低いことだ。ユーザーは取引の際に少額の費用を支払うことになるが、その額は他の送金手段に比べてはるかに少ない。

またもや新通貨!仮想通貨リップル(Ripple)とは何か? - BIGLOBEニュース

  • リップルとは、特に国際送金を高速かつ安く行うためのもので、外国為替送金を行うための即時決済ネットワークとして機能することを意図して作られたものです。
  • ビットコインは総発行量が2100万枚と決まっており、現在進行形で発行されています。・・・発行が停止するのは2140年頃の予定です。これに対してリップルは、すでにXRP総発行量の1000億枚は存在しており、リップルのネットワーク上で取引が行われるたびに消費されたXRPは減少していくという設計です。
  • リップルの場合は、総XRPのうち616.8億を発行元であるRipple社が持っている状態
  • 2017年5月、Ripple社がXRPマーケットの健全性を保つという理由で、同社の所有するXRPのうち550億について、一定の条件、日数などを満たすまでは流通しないようにスマートコントラクトを利用して凍結する(ロックアップ)と発表しました。

  •  ピーター・ティールとクリス・ディクソン(アンドリーセン・ホロウィッツに所属)はそれぞれのルートで、マウントゴックスの創業者ジェド・マケーレブの会社リップルに行きついた。同社の売り物は、ビットコインに限らずあらゆる通貨の送金に使える暗号化ネットワークだった。政府や銀行にとってはビットコインほどの脅威ではなく、それゆえにアンドリーセン・ホロウィッツとティールから見ればより魅力的で、両者はともに創業資金を提供した。
  • 2017/7/11はイーサリアム同様にシェアを高めてきた「リップル」の下げも大きかった。外国為替証拠金(FX)取引の投資家などの参入を背景に仮想通貨の市場は拡大。イーサリアムやリップルビットコインの価格が6月に3000ドルを突破し、目先の利益を確定した投資家の資金の受け皿になった面もある。利用できる先の広がりに加え、日本で仮想通貨が支払い手段として認められたのを受け資金が流入してきた。
  • リップルのブラッド・ガーリングハウス最高経営責任者(CEO)は依然強気で、10日(2017/7/10)のインタビューで、「デジタル資産は今の水準の2倍、3倍、4倍へと引き続き値上がりできるだろうか。そうなっても、私は全く驚かない」

  • 価格は急激に上昇する一方、決済方式としては、ほとんど受け入れられていない。このギャップには目を見張るものがある
  • ビットコインのエコシステムでは、決済方式としての普及を目指す地道な取り組みよりも、相場に焦点が置かれてきた。仮想通貨による決済を新たに受け入れるよう、業者と交渉するよりも、投機的な売買をする方がずっと簡単だからだ

 イーサリウ(ア)ムとは

  • 簡潔に言えば、ビットコインの長所であるブロックチェーン(分散型台帳技術)」を強化して、あらゆる契約に応用してみようというコンセプトの仮想通貨。
  • ビットコインは明らかにデジタル通貨であり、支払システムだ。一方イーサは、イーサリアム内部におけるサービス購入手段だ。したがって厳密に言えば仮想通貨名としてはイーサが正しい。
  • ビットコインは経済的に特化している」とお話ししましたが、それに対してイーサリアムは「通貨」と「契約」そして、それらを複合した「プラットフォーム」としての役割を持っています。
  • イーサリアムの場合「お金」として使えるだけでなく、インターネット上に「契約書」を作り出したり、「契約を執行」したり、更にイーサリアムネットワーク上に「システム(アプリ)」を作ることも可能です。

イーサリアムとビットコインの決定的な違い | イーサリアム

www.asahi.com

  • カナダの仮想通貨研究者でありプログラマーのVitalik Buterin氏によって2013年に提唱された「イーサリアム」
  • イーサリアムとビットコインを比較するのは、ライオンとサメを比較するようなものだといわれている。それぞれ陸の王者と海の王者であるが、直接比較することが難しい
  • ビットコインは、最初から「通貨」として設計されていたのに対して、イーサリアムは「分散コンピューティングの仕組み」として設計
  • イーサリアムのブロックチェーン上には独自のプログラム言語が用意されていて、ユーザーはそれを使って基軸となる通貨「イーサ」をやり取りする。
  • イーサリアムのもっている「スマートコントラクト」という機能だ。スマートコントラクトは、ある条件が満たされると送金を実行するなどといった小さな契約を履行するプログラムで、それ自体はどこか特定のサーバー上ではなく、イーサリアムのネットワーク上で実行されている。ビットコインが通貨の分散化した台帳をもっているのと同じように、イーサリアムは分散化した契約の集合体
  • 全世界を覆う、価値の流通と取引を可能にする分散型コンピューター、それがイーサリアム
  • 少額の取引をビジネスとして成立させる上で手数料が乗り越えるべき壁となっている。だが、ここに暗号通貨が導入されたなら、手数料が格段に安くなり制作者もリターンを受け取りやすくなる
  • ブロックチェーン上で記述された配当を分配する「株式会社」のような組織も考案されている。DAO(Decentralized Autonomous Organization、自律分散型組織)と呼ばれ、暗号通貨で楽曲を売買したりサービスを提供したりといったケースへの利用が想定
  • 暗号通貨の本質は通貨そのものではなく、むしろブロックチェーンそのものだと指摘する声も多い。通貨は取引を実現させるための血液にすぎず、むしろそれを循環させる仕組みとしてのブロックチェーンこそが「心臓」だというわけだ。そしてイーサリアムは、高機能な「心臓」を生み出すためのベースとして、ようやく認知され始めたばかりと言っていい。

  • もともとはビットコイン開発に携わっていたVitalik Buterin氏の発案によるもので、ビットコイン仕様への盛り込みでは同意を得られなかった機能を別途開発した仮想通貨で取り込んで実現したという点で、ライトコインの流れに近い
  • DAO (Decetralized Autonomous Organization)に絡む2016年の分裂騒動では、ハードフォークにより「イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)」という新通貨が誕生している。

ビットコイン以外の仮想通貨「オルトコイン」とは? - 「リップル」「ライトコイン」「イーサリアム」について - エキサイトニュース

  • 情報サイト「コインマーケットキャップ」によると11日の時価総額は約180億ドルで、ビットコインの約390億ドルの半分以下となっている。6月中旬には時価総額が350億ドル程度と、400億ドル台のビットコインに迫っていた。ほぼ1カ月で約170億ドルの価値が消失したことになる。

  • 技術的には、イーサリアムは仮想通貨の醍醐味でもある「スマートコントラクト(中央機関なしの契約自動執行)」において、定義が柔軟に行えるといった特徴がある。そうしたことから今後仮想通貨におけるシェア拡大や技術の応用に期待がもたれており、マイニング(採掘)事業者やテクノロジー企業などからの注目度も高い。最近ではジョン・マカフィー率いるMGTキャピタルが、イーサリアムのマイニング開始したほか、ロシアのプーチン大統領も支持を表明している。

www.businessinsider.jp

  • 「イーサリアムを買おうと思う。安定収入のある46歳は、資産の何パーセントを仮想通貨に投資すればよいだろう?」それに対して「1%」と返信したのは、チャマス・パリハピティヤ(Chamath Palihapitiya)氏。Facebookの創業メンバーで、シリコンバレーの投資家だ。
  • シリアル・アントレプレナーでイーサリアムに投資しているマット・ギャリガン(Matt Galligan)氏は、5年後を指標にしており、その頃にはプラットフォームが成熟し、利用が増えているだろうと述べた。「まだ全くの初期段階だ。不安定な時期は当分続く」
  • 仮想通貨は「イーサリアム上の仮想マシンの燃料」。そう述べたのは、仮想通貨金融調査グループSmith and Crownのマーケット責任者アンドレアス・ワイラー( Andreas Weiler)氏だ。
  • 一部の投資家は、いつかインターネットの基礎的なサービスになるかもしれないと考えている。しかし、イーサにはまだリスクがある。イーサリアムはまだ正式にスタートしておらず、今後スタートする保証もないからだ。「イーサに資金を投じても、実際は何もしていないのと同じ。プラットフォーム上で実行したいコードがあるとき、実行を可能にするボタンを持っているだけだ」
  • 「新しい技術革新が起きるとき、初期にはさまざまな課題がつきものだ。だがこのテクノロジーは、お払い箱にはならない」
  • 「今後、このテクノロジーと資金調達手法を活用して、重要な企業が設立されるだろう。たとえ一般のエンドユーザーが、彼らが使っている製品やサービスが関係していることを理解できなかったとしても」

www.sankeibiz.jp

  • バークレイズやJPモルガン・チェースを含め、80行を超える銀行がR3コンソーシアムに参加している。これは、送金や他の取引を追跡調査するための分散型帳簿としてブロックチェーンを使用する方法を探るべく、立ち上げられた団体である。
  • ウォルマート・ストアーズなどの小売業者では、食品の安全性確保を目的にブロックチェーンの試験運用
  • ビットコイン・システムを創造したサトシ・ナカモトと称する人物または集団は、通貨の根幹に関わる問題点、すなわち偽造防止という問題を、政府当局に頼らず独力で解決した。そのアプローチは、デジタル通貨固有の障害、つまりユーザーによる通貨単位の二重払い(二重使用)の防止法も解決した。この革新的なアイデアこそ、各ビットコイン取引を記録する無記名式公開オンライン帳簿のブロックチェーンである。ブロックチェーンの維持管理は、各人のパソコンが計算して各取引の妥当性を検証することで、コインの二重払いを防止するマイナーのネットワークが行う。ビットコイン・マイナーは、新発ビットコインという形でその報酬を得る。ビットコイン発行ペースは制限されていて、2100万が上限とされている。
  • 本源的価値がないと批判する声は多い。しかし、この分野の起業家は「ビットコイン価格に焦点を絞るのは的外れで、政府、大手行、またはクレジットカード会社などの第三者に依存しない新種の決済システムという概念の実証として価値がある」と反論している。 

gigazine.net

Litecoinとは

  • ビットコインをベースに設計された仮想通貨で、ビットコインよりも決済速度が速いのが最大の利点。端的に言えば、ビットコインリップル。第二の総合型仮想通貨というべき存在で、ビットコインが金ならライトコインは銀と呼ばれることが多い。ビットコインに先駆けてSegwitを実施するなど、いろいろな意味でライト(light)な通貨だといえるだろう。
  • ビットコインがハッシュ化のアルゴリズムに「SHA-256」を採用しているのに対し、ライトコインでは「scrypt」が用いられている。scryptではビットコインで恒常化しつつあるASICを使った計算省力化のテクニックが応用しにくく、その点で一部マイナーによる圧倒的な計算力を使ったネットワークの乗っ取りに強い

開発者のCharles Lee

www.youtube.com

litecoin.org

  • Amazonの顧客がベゾスに対して、BitcoinとLitecoinを決済に使えるように嘆願するなど、今後の動向にも目が離せない仮想通貨の一つ。

 

Petition Requests for Jeff Bezos and Amazon to Accept Bitcoin and Litecoin As Payments

NEM(XEM)とは

  • 厳密に言えばNEMとは仮想通貨の名前ではなくNew Economic Movementの略、テクノロジーを軸とした新しい経済圏の創出を目指す社会運動であり、その一環として仮想通貨XEM(ゼム)が発行されています。NEMとXEMの関係はイーサリウムとイーサの関係を連想すると理解しやすい。
  • 端的に言えば、Bitcoinの社会理念的な側面を追求したプロジェクト及び関連する仮想通貨という位置づけで、資本主義2.0を目指すBitcoinに対して社会主義2.0を目指すNEM(XEM)と考えると理解しやすいように思います(マイニングに対してハーベスティングなど)。
  • 技術的にはスケーラビリティに秀でている、マイナーの処理能力に起因する中央集権化が起こりにくいといった利点が強調されていますが、まだ規模が相対的に小さいだけに、この辺りはまだ半信半疑といったところ。

nem.foundation

kabutan.jp

  • ネムが他の仮想通貨と大きく異なる強みは、安全性が強固であるということだ。たとえば、一つのアドレスに複数の秘密鍵を割り当てるマルチシグネチャアドレスの作成や編集が可能であるほか、非改ざん性や暗号化に優れていることが特徴。また、ネムは銀行口座開設をせずに世界中で安全かつ低コストで支払いの送受信を行うことができ、資産や商品を作成や購入、売却、取引ができる。
  • 同社が提供する「mijin」は、ネムのプライベートブロックチェーンで、アプリケーションの開発やネットワーク構築が低コストで実行することができる。
  • mijinは現時点で、すでに300社以上で利用されている。野村総合研究所NRI)と住信SBIネット銀行は2015年12月、ブロックチェーンの実証実験にmijinを採用したと発表。また、テックビューロは2017年7月、インフォテリア<3853>と共同で、中部電力でのブロックチェーン技術の証実験に参加し、mijinを提供したと発表した。
  • テックビューロは8月に日本初となる仮想通貨を使用した資金調達、新規仮想通貨公開(ICO=Initial Coin Offerings)ソリューション「COMSA」を発表した。このICO取引にはネムが使用される。この発表を受けて、ネムは急騰。

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  •  ビットコインに欠陥があるから騒動が起きているわけではない。(中央に管理者を置かず、多くの参加者が平等に近い形でかかわる)ビットコインは未来的な組織として民主的に仕様変更についての意思決定をしようとしている。それが試されている。混乱というわけではなく、参加者間の対立にすぎない
  • このような騒動は中央で管理する法定通貨ならあり得ない。また、三菱東京UFJ銀行は独自の仮想通貨を発行する予定だが、これも銀行が管理するから今回のような事態は起きない。それが望ましいという人もいるが、私はそうは思わない。要するに思想の問題だ

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  • 原因はビットコインというより、別の仮想通貨『イーサリアム』だろう。仮想通貨で資金を調達するICO(新規仮想通貨公開)の隆盛で、イーサリアムは年初から30~40倍に値上がりした。そこからあふれ出たお金がビットコインにも回り、仮想通貨全体が投機的に買われた。正常ではない
  • 発行者も管理者もいないというのは仮想通貨のキャッチフレーズだ。ただ実際はビットコインも世界で数十人の『コア』と呼ばれる人が強い影響力を持ち、取引を承認するマイナー(採掘者)は中国勢が占めているとされる。彼らの信用や行動に支えられている。中央銀行や株式会社の方が、ガバナンス(統治)の構造は透明だ
  • ただビットコインの登場で皆、これからはネットですべて事業を完結する舞台に移ったと気づいた。従来の専用ネットワークを使う銀行や証券決済などのシステムも置き換えられる。

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  • 分裂に至った場合、取引所としてどう対応しますか。「利用者が保有するビットコインと同数量のビットコインキャッシュを付与する予定だ。仮想通貨の『分裂』とは従来からあるビットコインと同じ発行量の仮想通貨がまた別に生まれるということだ。それぞれの通貨価値はその後の市場取引のなかで決まっていくことになる」
  • 「また、ビットコインキャッシュが誕生すればビットフライヤーでは取り扱いを始める。ただ、ビックカメラなど店舗決済は当面はできないようにする」

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  • 分裂騒動は今後も起きそうか。「起こり得る。利用場所の広がりや価格の高騰でビットコインを取り巻く利害関係者が急激に増え、さまざまな主張が出てきた。今回の騒動をきっかけに自分たちが利を得られるように分裂をしたいと言う人が再び出てきてもおかしくない」「今回採用が決まった新規格は取引に時間がかかりすぎるといった問題を解決するための解決策の一つでしかない。これから時間がたてばもっと効果的な改善策が出てくるだろう。そうした有効策の採り入れの積み重ねがビットコインをより使いやすいものにしていくと思う」

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